大阪維新の会の勢力が益々強まっている。名前の通り、明治維新になぞらえて地方から国を変えようとという動きだ。国が統治能力を失った時、日本では何度も地方から新しい時代への動きが起きてきた。幕末明治維新もそうだが、その前で言えば応仁の乱→戦国時代だろう。その前は平安時代末期の平家、源氏の時代だろう。NHKで平清盛を大河ドラマで取り上げるがこれも律令制度が破綻をきたし、地方の地頭等が勢力を持ち、貴族から武士の時代に変わる時代が現在と関連していると見ているのでは無いか?
時代が大きく動く時、その要因は幾つか共通している。
1)外圧 (元寇、黒船、敗戦、リーマンショックなど)
2)天変地異 (明応地震・応仁の乱、安政地震・幕末・東日本大地震など)
3)旧制度の破綻(律令制度・平安、守護領国制・室町、官僚政治など)
これらが原因、誘因となって時代が変わってきた。
ここでは室町時代末期の応仁の乱を取り上げるが、京都での11年間の騒乱で中央集権は弱体化し、それまで幕府が抑えてきた地方は台頭してきた守護大名・守護代・国人などが戦国大名となり独自の支配を行うことになった。ここで注目すべきは、戦国大名たちは勢力を拡大する為に独自の経済基盤を確立したことだ。武田信玄は農業に力を入れる為に信玄堤など河川改修を行っている。北条早雲は五公五民を四公六民にするなど減税を行っている。織田信長の楽市楽座は商業振興だ。
幕末維新で活躍する薩長土肥や越前は独自の経済基盤を確立していた。
中央政府が混乱をきたし、大震災で疲弊した日本を再生する為には、先ず地方の経済基盤を確立することから着手すべきだ。最早、中央官僚が知事に、県の幹部が市長になっても多く予算が振り分けられる時代は終わっている。中央の混乱、TPPなどの外圧、大震災復興の負担は否応無く福井にも悪影響を及ぼすだろう。そんな時、まず元気にすべきは行政ではなく地方経済だ。地方政府が赤字でも地方経済が元気な地域はこの時代を生き残っていける。既得権益に頼らず、新しい勢力を支援しなければならない。混乱期はいつの時代も数十年続くのだから。
2011年12月13日
2011年11月11日
芦原三国線の福井駅直結維持を!
福井市議会11月議会一般質問9日で市長はえちぜん鉄道福井口〜福井駅の高架化が、田原町での相互乗り入れ、駅前広場へのヒゲ線延伸の前提だと述べた。現時点での福井口〜福井駅間の計画は「一部修正案」と呼ばれる、新幹線複線、在来線単線、えちてつ単線というものだが、新幹線の大幅な遅れで工事も800mの新幹線高架だけが長期間雨ざらしの状態が続いている。市長は計画が進展しないことで区画整理や駅前広場の整備に大きく影響を及ぼしていることを懸念し、一日も早く本当に「一部修正案」でいくのか、別の計画にするのか、県による早急な判断を求めたわけだ。ヒゲ線延伸とえち鉄の高架は今までは関連が無いと思われていた。高架は勝山永平寺線の問題で、三国芦原線は田原町から福武線に乗り入れするのだから高架とは関係が無いと。しかし、福井市は三国芦原線の全便がひげ線を通って福井駅前広場駅に入れるとは考えていない、また考えたくないようだ。理由はヒゲ線が単線であること、交差点の交通処理の困難さ、バスとのピーク時が重なること、そして商店街からの合意が困難であることなどだ。担当者は明言を避けるが、三国芦原線の現在運行している便は現行の通り福井口を経由して福井駅に直結し、相互乗り入れで増やす便は直接花堂まで繋げ、ごく一部を福井駅前駅を通るというものだ。福井駅には直結しているので、ひげ線の延伸は必要ない。言い換えれば福井駅直結が出来なくなれば代替の費用は国から出るが、直結できていれば延伸の費用は国から出ない。
福井市が三国芦原線が高架で福井駅直結を求めていることは、私達も異論は無く応援していきたいと考えている。ただし、知事のマニフェストとは対立する。県議会を含めて厳しい議論となっていくだろう。
福井市が三国芦原線が高架で福井駅直結を求めていることは、私達も異論は無く応援していきたいと考えている。ただし、知事のマニフェストとは対立する。県議会を含めて厳しい議論となっていくだろう。
2011年10月10日
文部省交付金の有効活用を
今朝の日刊県民福井にトップ記事に、原発立地県宛の文部省交付金が半額使われていないという記事が載った。無駄使いなら兎も角、使われていないこと(過剰計上されていること)が問題だと指摘している。しかし、これまでの使い道は、福井県では原子力教育ではなく、風力、太陽光発電、環境エネルギーなど自然エネルギーに対して使われている。政府は12年4月の入学者から放射線や原子力利用の安全性についても教えることになった。首都圏の過剰な風評被害への動き等はゆとり教育などで放射線や核エネルギーについての無知が招いたことであり、原発立地県である本県において民意が落ち着いているのは長年に渡り原子力と共生した結果とも言える。
しかし現実的には工事中の敦賀3,4号機の新設どころか既設原発の再稼動も容易ではない。現在の交付金を最大限に活用して、新たなエネルギーへの研究、教育に力を入れていくことも必要だ。マスコミの原発立地県へのバッシングに屈することなく、原発の安全性の向上と、ガスタービン発電など代替エネルギーへの対応を福井県は早急に進めるべきだ。政府がどう対応するにしろ、福井県は原子力と今後数十年は共生しなければならなく、エネルギー先進県として次代のエネルギーについて先行して対処していかなければならない。交付金を無駄にしていることは許されない。
しかし現実的には工事中の敦賀3,4号機の新設どころか既設原発の再稼動も容易ではない。現在の交付金を最大限に活用して、新たなエネルギーへの研究、教育に力を入れていくことも必要だ。マスコミの原発立地県へのバッシングに屈することなく、原発の安全性の向上と、ガスタービン発電など代替エネルギーへの対応を福井県は早急に進めるべきだ。政府がどう対応するにしろ、福井県は原子力と今後数十年は共生しなければならなく、エネルギー先進県として次代のエネルギーについて先行して対処していかなければならない。交付金を無駄にしていることは許されない。
2011年10月02日
福井市まちづくりの課題
福井まちなかNPOでは前回のシンポジウムの総括として県都福井市のまちづくり課題を次のようにまとめた。
○市民の資産と所得
この4、5年間で福井市民の資産と所得は大きく減少した。その実態と対策を示して欲しい。
○集約型都市
福井市の人口は毎年1%減少している。効果のある成長戦略を実行しない限りこの傾向は変わらない。市街地をこれ以上拡大しないとしても除雪距離など行政サービスは拡大する一方である。旧市街地の人口密度も減少傾向が止まらない。このままでは膨らむ民生費に対応できなくなる。福井市は集約型都市を目指すとしているが、その指標は?またどのように実現していくのか。
○商業振興ビジョン
福井市の商業振興ビジョン(H7)は5核時代につくられ、駅前もSCも近隣商店街もロードサイドも全て振興するという方針のママである。しかし現状では売り場面積が増加している一方、売上げも、雇用も大幅に下落が続いている。この状況を放置しておくのか?今後の方針は?
○スラム化
旧市内には戦後に建設された古いビルが多く残り、建替え時期に来ている。しかし地価が下がり、土地を売却しても解体費用が出ず、固定資産税も払えない人が増えている。街のスラム化の実態と、対策は?
○市税
福井市の独自財源である市税はリーマンショック後回復出来ておらず、3年連続減少し、公債比率は合併以来最低となった。今後も固定資産税は減少し、法人市民税の大幅な改善は見込めない。今後の財政見込みは?
○公共交通
福井市は、公共交通ネットワークを推進している。確かに中山間地でのバス路線は多少増えたが、各交通機関の全体の利用者数は殆どが減少を続けており、投資の効果は出ていない。今後も大型計画が予定され、投資金額も大きいが、投資に見合った効果を具体的に示して欲しい。富山市のように市民の何パーセントが公共交通を快適に利用できる都市を何年先までに実現しようとしているのか?
○中心市街地活性化基本計画
3つの指標について協議会は達成不可能と結論を出した。達成不可能となった理由は?早急に新たな目標と指標をまとめて示して欲しい。
福井市には課題が多い。選挙後の新市長には、現状を市民に正直に示し、市民協働でまちづくりに取り組んでもらいたい。
○市民の資産と所得
この4、5年間で福井市民の資産と所得は大きく減少した。その実態と対策を示して欲しい。
○集約型都市
福井市の人口は毎年1%減少している。効果のある成長戦略を実行しない限りこの傾向は変わらない。市街地をこれ以上拡大しないとしても除雪距離など行政サービスは拡大する一方である。旧市街地の人口密度も減少傾向が止まらない。このままでは膨らむ民生費に対応できなくなる。福井市は集約型都市を目指すとしているが、その指標は?またどのように実現していくのか。
○商業振興ビジョン
福井市の商業振興ビジョン(H7)は5核時代につくられ、駅前もSCも近隣商店街もロードサイドも全て振興するという方針のママである。しかし現状では売り場面積が増加している一方、売上げも、雇用も大幅に下落が続いている。この状況を放置しておくのか?今後の方針は?
○スラム化
旧市内には戦後に建設された古いビルが多く残り、建替え時期に来ている。しかし地価が下がり、土地を売却しても解体費用が出ず、固定資産税も払えない人が増えている。街のスラム化の実態と、対策は?
○市税
福井市の独自財源である市税はリーマンショック後回復出来ておらず、3年連続減少し、公債比率は合併以来最低となった。今後も固定資産税は減少し、法人市民税の大幅な改善は見込めない。今後の財政見込みは?
○公共交通
福井市は、公共交通ネットワークを推進している。確かに中山間地でのバス路線は多少増えたが、各交通機関の全体の利用者数は殆どが減少を続けており、投資の効果は出ていない。今後も大型計画が予定され、投資金額も大きいが、投資に見合った効果を具体的に示して欲しい。富山市のように市民の何パーセントが公共交通を快適に利用できる都市を何年先までに実現しようとしているのか?
○中心市街地活性化基本計画
3つの指標について協議会は達成不可能と結論を出した。達成不可能となった理由は?早急に新たな目標と指標をまとめて示して欲しい。
福井市には課題が多い。選挙後の新市長には、現状を市民に正直に示し、市民協働でまちづくりに取り組んでもらいたい。
2011年09月28日
まちづくりビジョン
中心市街地活性化基本計画(H19)で定めた指標が協議会で達成不可能とされ、平成24年からの新たなまちづくりビジョンづくりが検討されている。また県もこれからの50年を見据えた県都づくりフォーラムが10月18日に開催される。また西口再開発は市の案が示され、12月には市長選も行われる。これらを受けて駅前の複数の団体で今後のまちづくりビションを検討する会がもたれる動きがある。
私は「駅前回帰」をスローガンにしたい。
テーマは次の3つ。1)コンパクトシティの推進、2)交流人口の拡大、3)昼間人口(就学・就業人口)の拡大としたい。
■コンパクトシティの推進
平成22年の福井市の人口は266831人、その内美山、越廼、清水を除いた人口は250792人。これは昭和61年の人口(250191人)とほぼ同じ。現在の人口減少が続けば5年後は247531人(旧福井市)となる。これは昭和59年の人口レベル。その頃の福井市はコンパクトな街であり、駅前に賑わいがあった。人口が減るのであればそれに見合った街にしなければならない。
○指標は人口密度等が考えられる
■交流人口の拡大
福井市民の資産も所得も減る中で消費拡大は望めない。今後は観光、コンベンションに力をいれ、周辺の観光地への宿泊拠点とならなければならない。スポーツも会議も観光も祭りも宿泊は福井市にと言う訳だ。加賀温泉の戦略と同じだ。宿泊者は日帰りの7倍消費している。
○指標は宿泊者数
■昼間人口の拡大
通勤、通学出来れば通院の人を増やしたい。雇用が増えれば消費も増える。店舗、オフィースへの投資を起させる仕組みが必要だ。
○指標は就学者数、就労者数
目標と指標が決まればそれを達成する為の手段(戦術)が必要だ。今ことを推進していく為には行政、民間、市民団体などの地域力の結集が欠かせないことは言うまでも無い。
私は「駅前回帰」をスローガンにしたい。
テーマは次の3つ。1)コンパクトシティの推進、2)交流人口の拡大、3)昼間人口(就学・就業人口)の拡大としたい。
■コンパクトシティの推進
平成22年の福井市の人口は266831人、その内美山、越廼、清水を除いた人口は250792人。これは昭和61年の人口(250191人)とほぼ同じ。現在の人口減少が続けば5年後は247531人(旧福井市)となる。これは昭和59年の人口レベル。その頃の福井市はコンパクトな街であり、駅前に賑わいがあった。人口が減るのであればそれに見合った街にしなければならない。
○指標は人口密度等が考えられる
■交流人口の拡大
福井市民の資産も所得も減る中で消費拡大は望めない。今後は観光、コンベンションに力をいれ、周辺の観光地への宿泊拠点とならなければならない。スポーツも会議も観光も祭りも宿泊は福井市にと言う訳だ。加賀温泉の戦略と同じだ。宿泊者は日帰りの7倍消費している。
○指標は宿泊者数
■昼間人口の拡大
通勤、通学出来れば通院の人を増やしたい。雇用が増えれば消費も増える。店舗、オフィースへの投資を起させる仕組みが必要だ。
○指標は就学者数、就労者数
目標と指標が決まればそれを達成する為の手段(戦術)が必要だ。今ことを推進していく為には行政、民間、市民団体などの地域力の結集が欠かせないことは言うまでも無い。
2011年09月24日
公共交通の議論進めよう
最近、時々「駅前の人達も公共交通について理解して欲しい。感情的に反対しているのではないか」という話を聞く。駅前広場へのヒゲ線延伸は駅前の商店街が反対しているから進まない」という話を聞く。私は、「感情でなく、勘定で判断している」と答えている。勘定とは商業エリアの地域経営的にそして税金を使っての益、害、投資対効果を考えてということだ。2,3年前福井市の都市交通戦略は強行採決でヒゲ線の延伸を決めたが、福井市からはその後延伸を進めるための協議は無い。それどころか市議会では「南通りや交差点での交通問題を検討してから」と、福井市自体早急な解決を望んでいなく、議論を避けていると思わせる状況が続いている。
ところが西口再開発に対して県から「福井駅での公共交通結節」が県が支援する条件として再浮上した。繰り返すが駅前五連(福井駅前五商店街連合活性化協議会)の加藤会長は「電車の延伸で来街者が明確に増加し、売り上げ増が見込める論理的理由が明らかならば、延伸に反対はしない」と述べている。このことはタイムリー福井でも発言している。県や福井市が福井市のまちづくりのためにどうしてもヒゲ線の延伸が必要だというなら、上記の条件がクリアする案を提示すれば良いだけだ。
福井市は中心市街地活性化基本計画で電車の利用者を増やす数値目標を立て、様々な施策を実施したがH22年の実績は基準年H18より減少し、目標値の88.6%になっている。買い物客でJR,私鉄を利用する人は全体の5.9%、売上げでは4%にしか過ぎない。
現在電車問題は1)相互乗り入れ、2)えちぜん鉄道高架、3)駅への結節と課題を抱えており、将来を見据えた総合的、現実的な選択が迫られている。バスの利用者も減少している。総合的な議論をスタートしようではないか?駅前を悪人に仕立てて議論を策の場視することは許されない。
ところが西口再開発に対して県から「福井駅での公共交通結節」が県が支援する条件として再浮上した。繰り返すが駅前五連(福井駅前五商店街連合活性化協議会)の加藤会長は「電車の延伸で来街者が明確に増加し、売り上げ増が見込める論理的理由が明らかならば、延伸に反対はしない」と述べている。このことはタイムリー福井でも発言している。県や福井市が福井市のまちづくりのためにどうしてもヒゲ線の延伸が必要だというなら、上記の条件がクリアする案を提示すれば良いだけだ。
福井市は中心市街地活性化基本計画で電車の利用者を増やす数値目標を立て、様々な施策を実施したがH22年の実績は基準年H18より減少し、目標値の88.6%になっている。買い物客でJR,私鉄を利用する人は全体の5.9%、売上げでは4%にしか過ぎない。
現在電車問題は1)相互乗り入れ、2)えちぜん鉄道高架、3)駅への結節と課題を抱えており、将来を見据えた総合的、現実的な選択が迫られている。バスの利用者も減少している。総合的な議論をスタートしようではないか?駅前を悪人に仕立てて議論を策の場視することは許されない。
2011年09月13日
課題に見えない地元マスコミ
市議会で西口再開発の議論が始まった。しかし、特別委員会であれだけ異論が相次いだことを報じた福井新聞も、一般質問では理事者からの新しい発言とそれを引き出した質問しか報じない。これは福井新聞内にマニュアルが存在するのだろう。しかし、それでは市民に本当の議論は見えてこない。唯一、福井テレビの「タイムリーふくい」だけが問題提起の場となっているに過ぎない。
福井市だけではないが、デフレ、円高、電力不足、災害復興・・・などの中、中小企業の海外流出は進み、特に若年層の雇用、所得低下は益々進んでいく。また消費低迷は地方の経済を苦しめるだろう。地方行政の税収不足はますます深刻となる。こんな中明確な産業政策、シティプロモーションを持たない福井市は苦境に立たされるだろう。
ラッキーなソフトバンクのCMやお江特需は長くは続かない。選挙は民意を聞き、マニフェストを作成するために戦略を再構築する良い機会だ。候補者は謙虚な気持ちで分かり易いビジョンを市民に提示して欲しい。その為にも御用報道機関と言われないような記事を書いて欲しいものだ。
福井市だけではないが、デフレ、円高、電力不足、災害復興・・・などの中、中小企業の海外流出は進み、特に若年層の雇用、所得低下は益々進んでいく。また消費低迷は地方の経済を苦しめるだろう。地方行政の税収不足はますます深刻となる。こんな中明確な産業政策、シティプロモーションを持たない福井市は苦境に立たされるだろう。
ラッキーなソフトバンクのCMやお江特需は長くは続かない。選挙は民意を聞き、マニフェストを作成するために戦略を再構築する良い機会だ。候補者は謙虚な気持ちで分かり易いビジョンを市民に提示して欲しい。その為にも御用報道機関と言われないような記事を書いて欲しいものだ。
市議会一般質問(1日目)
昨日から市議会一般質問が始まった。
志成会の野嶋議員は市長の任期中の成果、課題について質問した。
市長の続投表明のお膳立てとなる質問であり、通常は市長が最も影響力のあると認める議員に頼んで行うものだ。野嶋さんと青木さんは3期目で最後列に座り、名実ともに実力者になったようだ。議会内では鋭い質問は控える立場ではあるが、議長、副議長に次いで理事者が一目置くポジションだ。
現在、最も切り込み隊長として小気味いいのは中村さんだ。
「プラネタリウムはソフトの更新を含めたメンテナンスに過大な維持費がかかる。どの程度想定しているのか?」
「多目的ホールは観光にも利用するというが、観光客が3階まで足を運ぶか?」
「広場は情報機能が大切。WiFiなどの利用が出来る環境にすべき」
等、挑発的とも取れる発言が続き、市長からも「これまでも長く検討してきた」「中村議員は理解していない」など時より不快感を表した。
「ボランティアセンターはアオッサにNPOセンターや中央公民館の近くに置くべき」という中村さんからの質問に市長は、「ボランティアとNPOは違う」と述べていた。しかし、私は福井市は「福井市のためのボランティア」しか考えていない」と感じた。ボランティアはNPOも地縁団体も必要とする。行政が予算不足を補う為に無償の労働力として活用するものではない。市はNPOについても「市役所が提案し、NPOが市から委託を受けて活動する」ことを期待している。NPOが提案し、市とNPOが協働して活動することには消極的だ。根本的に市長はボランティアの本質を理解していない。
「中心市街地に何故必要か?」という質問にも明確な答えが無かった。市長にはコンパクトシティの重要性、雇用を生むまちなか産業の為の機能が西口再開発に必要、交流人口を高めることの重大さ、周辺市町のPRの場の提供することが福井市の求心力を高める等、中心市街地への戦略が乏しい。ここが一番の問題点だ。
プラネタリウムで理科離れを止めるというが、それが福井市にとってどの様にプラスにしていくかという戦略は全く見えてこない。「専門家のアドバイスを聞いて・・・」という言葉を連呼していたが、明確な戦略なしに大きな効果は期待できない。
「他に誰もいないだろう」と思うことが過信に繋がらなければいいのだが・・・
志成会の野嶋議員は市長の任期中の成果、課題について質問した。
市長の続投表明のお膳立てとなる質問であり、通常は市長が最も影響力のあると認める議員に頼んで行うものだ。野嶋さんと青木さんは3期目で最後列に座り、名実ともに実力者になったようだ。議会内では鋭い質問は控える立場ではあるが、議長、副議長に次いで理事者が一目置くポジションだ。
現在、最も切り込み隊長として小気味いいのは中村さんだ。
「プラネタリウムはソフトの更新を含めたメンテナンスに過大な維持費がかかる。どの程度想定しているのか?」
「多目的ホールは観光にも利用するというが、観光客が3階まで足を運ぶか?」
「広場は情報機能が大切。WiFiなどの利用が出来る環境にすべき」
等、挑発的とも取れる発言が続き、市長からも「これまでも長く検討してきた」「中村議員は理解していない」など時より不快感を表した。
「ボランティアセンターはアオッサにNPOセンターや中央公民館の近くに置くべき」という中村さんからの質問に市長は、「ボランティアとNPOは違う」と述べていた。しかし、私は福井市は「福井市のためのボランティア」しか考えていない」と感じた。ボランティアはNPOも地縁団体も必要とする。行政が予算不足を補う為に無償の労働力として活用するものではない。市はNPOについても「市役所が提案し、NPOが市から委託を受けて活動する」ことを期待している。NPOが提案し、市とNPOが協働して活動することには消極的だ。根本的に市長はボランティアの本質を理解していない。
「中心市街地に何故必要か?」という質問にも明確な答えが無かった。市長にはコンパクトシティの重要性、雇用を生むまちなか産業の為の機能が西口再開発に必要、交流人口を高めることの重大さ、周辺市町のPRの場の提供することが福井市の求心力を高める等、中心市街地への戦略が乏しい。ここが一番の問題点だ。
プラネタリウムで理科離れを止めるというが、それが福井市にとってどの様にプラスにしていくかという戦略は全く見えてこない。「専門家のアドバイスを聞いて・・・」という言葉を連呼していたが、明確な戦略なしに大きな効果は期待できない。
「他に誰もいないだろう」と思うことが過信に繋がらなければいいのだが・・・
2011年09月04日
リーダには夢を語って欲しい
西口再開発には福井市民が夢を抱けるものになってほしい。
しかし東村市長からは福井市の未来についての想いが伝わってこない。
唯一市長が夢を語っているのは公共交通ネットワークだけだ。
交通広場を造りたいから、どんなものでも西口再開発を早く仕上げたいと思っているのかもしれない。
福井駅はその中心であるである筈なのだが、JRはその便数を減らし、大幅に利用者を減らした。えちぜん鉄道もここ2年間赤字となり、利用者が増えていない。中心市街地活性化基本計画の鉄道利用者目標も達成不可能とみられている。
県が23〜24億円かけて実現使用としている相互乗り入れも、1日280人(これも根拠は4100万円の運行経費を見込むために必要な利用者数というだけで、増える根拠は示されていない)増としているだけだ。電車はその殆どが特定の人が毎日利用するものなので、280人全員が福井市民だとしても280/269000=1/961、つまり市民千人に一人しか恩恵が無いことになる。このような低い目標では夢を語ることにはならない。路面電車がなんとなくノスタルジックで良いというなら、観光の為に時折走ればいいのか?
公共交通を充実させたいのならシェアを増やす目標を示すべきだ。富山市は掲げている。利用者を減らし続けているのでは成果が無い、市民のニーズが無いということではないか?
市長がどうしても実現したいなら、その想いを語るべきだ。
能楽堂、プラネタリウム、観光物産販売展示館、ボランティアセンター、屋内広場、それで何を実現したいのか?宇宙を目指す子ども達を育てたいのか?ロケット技術者を育成しロケットを作る産業を誘致したいのか?福井市を全国屈指の能楽のメッカにしたいのか?屋内広場がどのように活用されてどんな場にしたいのか?
「古くなった施設の機能を移したい。駅前で無ければならないという理由は無い」利用者が少なく、ニーズがないと言うなら無くしてもいいのではないか?今無い施設でも必要だと考えるなら市民に、市議会に訴えるべきではないか?
市長は福井市をどのような都市にしたいのか?安全・安心・教育は見えているがそれだけでは都市経営は出来ない。リーダーには市民の所得を上げ、税収を増やすビジョンを市民に示す責任がある。そうでなければ、市民も企業も福井市離れが止められない。
しかし東村市長からは福井市の未来についての想いが伝わってこない。
唯一市長が夢を語っているのは公共交通ネットワークだけだ。
交通広場を造りたいから、どんなものでも西口再開発を早く仕上げたいと思っているのかもしれない。
福井駅はその中心であるである筈なのだが、JRはその便数を減らし、大幅に利用者を減らした。えちぜん鉄道もここ2年間赤字となり、利用者が増えていない。中心市街地活性化基本計画の鉄道利用者目標も達成不可能とみられている。
県が23〜24億円かけて実現使用としている相互乗り入れも、1日280人(これも根拠は4100万円の運行経費を見込むために必要な利用者数というだけで、増える根拠は示されていない)増としているだけだ。電車はその殆どが特定の人が毎日利用するものなので、280人全員が福井市民だとしても280/269000=1/961、つまり市民千人に一人しか恩恵が無いことになる。このような低い目標では夢を語ることにはならない。路面電車がなんとなくノスタルジックで良いというなら、観光の為に時折走ればいいのか?
公共交通を充実させたいのならシェアを増やす目標を示すべきだ。富山市は掲げている。利用者を減らし続けているのでは成果が無い、市民のニーズが無いということではないか?
市長がどうしても実現したいなら、その想いを語るべきだ。
能楽堂、プラネタリウム、観光物産販売展示館、ボランティアセンター、屋内広場、それで何を実現したいのか?宇宙を目指す子ども達を育てたいのか?ロケット技術者を育成しロケットを作る産業を誘致したいのか?福井市を全国屈指の能楽のメッカにしたいのか?屋内広場がどのように活用されてどんな場にしたいのか?
「古くなった施設の機能を移したい。駅前で無ければならないという理由は無い」利用者が少なく、ニーズがないと言うなら無くしてもいいのではないか?今無い施設でも必要だと考えるなら市民に、市議会に訴えるべきではないか?
市長は福井市をどのような都市にしたいのか?安全・安心・教育は見えているがそれだけでは都市経営は出来ない。リーダーには市民の所得を上げ、税収を増やすビジョンを市民に示す責任がある。そうでなければ、市民も企業も福井市離れが止められない。
2011年08月26日
西口再開発 西口再開発
来週の月曜日に市議会で西口再開発対策特別委員会が開かれる。今回は地権者が提示した案に対して別の案を市が提示することになりそうだ。
これまでの情報によるとアトリウム(上部から自然光が入る屋内広場:例フェニックスP、アオッサ)の位置が組合案では森田さんの敷地の南(南通り側)、福井市案は東(駅前広場側)となるようだ。最初の情報では、ヒゲ線の延伸が従来の駅前広場ではなく、森田さんの敷地へ真っ直ぐ突っ込むプランということだった。しかし29日の資料からは恐らく省かれるだろう。その理由は、1)森田さんと交渉していないこと、2)ひげ線延伸の予算措置が出来ていないこと、などによると推測される。延伸を入れると西口再開発の議論がより混乱する事も避けたいだろう。
http://www.city.fukui.lg.jp/d360/compact/saikaihatu/nisiguti/index.html
西口再開発の敷地は森田さんの敷地を外してかなり歪な形だが、アトリウムを北側にもってくることで広場との一体感をとりたいのだろう。しかし、今回は出さないとしてもヒゲ線を真っ直ぐ延伸して森田さんの敷地と一部再開発の敷地を使って駅前広場駅を取る方針は存在するようだ。これは駅前広場計画策定委員会の結論を大きく変更するものであり、委員会に差し戻しすることが民主的な方法なのだが。既に東口広場の動線もタクシープールの配置等も委員会案からは変更されている。委員会案を済し崩しに変更することは如何なものか?
再開発の中身は従来の「観光」、「情報発信」、「生活支援」、「文化」に加えて「教育」が加わるようだ。
具体的には、
観光-------県産品の販売、福井の文化体験、試食コーナー(観光バス1台程度)
情報発信---コミニュティFM 、観光案内所など
生活支援---ボランティアセンター(福祉会館から機能移設)こども一時預かり所
文化-------多目的ホール(能楽堂)(福祉会館から機能移設)
これに加えて文化になるのか教育が追加されるかは分からないが、足羽山の自然史博物館が移されることになりそうだ。
プラネタリウムというものが追加されるように聞く。
そのほか1階を中心に地権者が商業施設(店舗)を設置する。6階以上には居住機能(マンション)が入ることは変わらない。
西口再開発ビルには従来から「賑わいの拠点」となるものが求められた。
元来はそれ自体が人を寄せる能力を持つものだったが、ホテルなど民間参入が厳しくなると情報発信ということでNHKとなり、それも難しいということで博物館、アトリウムという変化になったようだ。しかし、私は西口によって周辺の民間投資が起きることにより街全体で賑わいが起き、活性化することを望みたい。
現在の案は「寄せ鍋」のようであり、これでは「福井市がこれから50年を見据えた方向性が見える施設」には成り得ていない。
行政の施設であれば撤退は無く、メンテも出来るだろうと見ているようだが、内容が時代遅れになれば来場者は続かない。
博物館は県の施設としても検討されたので否定はしないが、県内企業からの支援を受け、新エネルギーなど産業と結び付くものにすべきだ。プラネタリウムは何故福井市が?という疑問が残る。観光施設にしても4階に設けるのであれば、バス以外の利用者は望めない。
アトリウムは駅前に必要な施設では有るが、富山市のグランドプラザのように民間の利用、百貨店や商店街との繋がり、イベントを続けられるインフラ、ソフト、そしてそれを支える組織が無くてはいけない。たまたま暫定広場の利用が多いからと言って、「イベントは野球場跡でも、高架下でも出来ると言った」市に戦略、戦術があるとは思えない。
その意味では県外からも客を集めている金沢市駅前の音楽堂は素晴らしい。福井に作るならより庶民的なもの(音楽堂では出来ないものを誘致できる)が求められる。
要は志、シティプロモーションの問題だ。ものづくりで生きるなら東大阪市の「クリエイションコア」のような施設が、外から人を寄せるなら来たくなるような施設が必要だ。古くなった、耐震性の低いものを移設する寄せ鍋施設では県外・市外の人の来街も、民間投資も起きない。急がなければならないが陳腐なものでは福井の(駅前ではない)空洞化は止まらない。
これまでの情報によるとアトリウム(上部から自然光が入る屋内広場:例フェニックスP、アオッサ)の位置が組合案では森田さんの敷地の南(南通り側)、福井市案は東(駅前広場側)となるようだ。最初の情報では、ヒゲ線の延伸が従来の駅前広場ではなく、森田さんの敷地へ真っ直ぐ突っ込むプランということだった。しかし29日の資料からは恐らく省かれるだろう。その理由は、1)森田さんと交渉していないこと、2)ひげ線延伸の予算措置が出来ていないこと、などによると推測される。延伸を入れると西口再開発の議論がより混乱する事も避けたいだろう。
http://www.city.fukui.lg.jp/d360/compact/saikaihatu/nisiguti/index.html
西口再開発の敷地は森田さんの敷地を外してかなり歪な形だが、アトリウムを北側にもってくることで広場との一体感をとりたいのだろう。しかし、今回は出さないとしてもヒゲ線を真っ直ぐ延伸して森田さんの敷地と一部再開発の敷地を使って駅前広場駅を取る方針は存在するようだ。これは駅前広場計画策定委員会の結論を大きく変更するものであり、委員会に差し戻しすることが民主的な方法なのだが。既に東口広場の動線もタクシープールの配置等も委員会案からは変更されている。委員会案を済し崩しに変更することは如何なものか?
再開発の中身は従来の「観光」、「情報発信」、「生活支援」、「文化」に加えて「教育」が加わるようだ。
具体的には、
観光-------県産品の販売、福井の文化体験、試食コーナー(観光バス1台程度)
情報発信---コミニュティFM 、観光案内所など
生活支援---ボランティアセンター(福祉会館から機能移設)こども一時預かり所
文化-------多目的ホール(能楽堂)(福祉会館から機能移設)
これに加えて文化になるのか教育が追加されるかは分からないが、足羽山の自然史博物館が移されることになりそうだ。
プラネタリウムというものが追加されるように聞く。
そのほか1階を中心に地権者が商業施設(店舗)を設置する。6階以上には居住機能(マンション)が入ることは変わらない。
西口再開発ビルには従来から「賑わいの拠点」となるものが求められた。
元来はそれ自体が人を寄せる能力を持つものだったが、ホテルなど民間参入が厳しくなると情報発信ということでNHKとなり、それも難しいということで博物館、アトリウムという変化になったようだ。しかし、私は西口によって周辺の民間投資が起きることにより街全体で賑わいが起き、活性化することを望みたい。
現在の案は「寄せ鍋」のようであり、これでは「福井市がこれから50年を見据えた方向性が見える施設」には成り得ていない。
行政の施設であれば撤退は無く、メンテも出来るだろうと見ているようだが、内容が時代遅れになれば来場者は続かない。
博物館は県の施設としても検討されたので否定はしないが、県内企業からの支援を受け、新エネルギーなど産業と結び付くものにすべきだ。プラネタリウムは何故福井市が?という疑問が残る。観光施設にしても4階に設けるのであれば、バス以外の利用者は望めない。
アトリウムは駅前に必要な施設では有るが、富山市のグランドプラザのように民間の利用、百貨店や商店街との繋がり、イベントを続けられるインフラ、ソフト、そしてそれを支える組織が無くてはいけない。たまたま暫定広場の利用が多いからと言って、「イベントは野球場跡でも、高架下でも出来ると言った」市に戦略、戦術があるとは思えない。
その意味では県外からも客を集めている金沢市駅前の音楽堂は素晴らしい。福井に作るならより庶民的なもの(音楽堂では出来ないものを誘致できる)が求められる。
要は志、シティプロモーションの問題だ。ものづくりで生きるなら東大阪市の「クリエイションコア」のような施設が、外から人を寄せるなら来たくなるような施設が必要だ。古くなった、耐震性の低いものを移設する寄せ鍋施設では県外・市外の人の来街も、民間投資も起きない。急がなければならないが陳腐なものでは福井の(駅前ではない)空洞化は止まらない。